ブラストライカー

国土交通省新技術情報提供システム登録 KK-230052-A

素地調整に新たなソリューション! 常識を覆し、新たな境地へ導くハンドツール

従来のブラスト工法は、確実な素地調整ができる一方で取扱いの大変さやコスト、周辺環境(粉じん飛散、騒音、産廃物)への負荷、作業者の安全性などさまざまな問題もありました。工事現場の声を製品にいかすEvolmech(エボルメック)から登場したBlastriker (ブラストライカー)はそれらの問題を解決しながら、ブラスト工法と同等の素地調整品質を確保できる新たなハンドツール。誰もが簡単に扱える操作性でスピーディーかつ安全に工事を進められます。コストパフォーマンスも優れ、幅広い現場に対応可能です。

  • 清浄な表面
    Evolmechが培ってきた技術から生まれた独自の構造。作業面に鋭利なブレードを打ち付けることで、さび・塗装・黒皮などを除去しながら粗度(細かな凹凸)も同時につけ、塗装に適した清浄な鋼材面に仕上げます。

  • 工事の簡素化

    Blastrikerで処理する場合、産業廃棄物として出されるのはさびと旧塗膜だけ。従来のように大掛かりな養生を設置する必要がありません。粉じんの飛散も抑えられるので、環境への負荷を最小限にすることができます

  • 高速・高耐久

    従来のハンドツールに比べてブレードの耐久性は8倍、施工スピードも3倍にアップ。効率的に作業が行えます。また、Blastrikerはすべて鉄製で使用後の処分も容易です。

  • 技術の拡張性
    Blastrikerを一層お客様の現場や仕事に適した工法とするために、作業箇所、お求めのアンカープロフィール、金属面以外の対象物への適用、集塵、貴社技術とのコラボレーションなど柔軟に対応できるポテンシャルを持った技術です。

【試験に使用したさび板の状態】

  • ブラスト鋼板に毎朝3%食塩水を散布
  • 屋外に4ヶ月暴露
  • 写真Aの左側は層状さび
  • 層状さびを除去した箇所のさび厚400μm~600μm
  • 各工具の処理面積はおよそ10×10cm

一種ケレンに対応!
鋭利なブレードが清浄なアンカーパターンを形成

Blastrikerのユニットは、主軸と複数の副軸で構成されています。(図1)1つの副軸につき鋭利な鋸刃様の形状をした薄鋼板(ブレード)が複数搭載されており、副軸との間には遊びを設けました。(図2)主軸でユニット全体を回転させながら副軸ブレード刃の遠心力を最大限高めることで、さびや塗装面に衝撃力が効率良く作用します。

項 目規 格単 位Blastriker

素地調整 品質や能率

打撃エネルギー*1N・m0.045
打撃箇所硬度5
打撃回数 *2回/秒19,000
部材硬度*3HRC60
SDGs消費電力W200

※1 打撃点あたりのエネルギー(打撃力)。打撃エネルギーはブレード1枚が施工面に当たったときを指します。
※2 打撃面あたりの打撃点の当たる回数
※3 打撃部材のロックウェルの硬さ
注意:社内測定による

コストパフォーマンスに優れ工期短縮にも貢献!

塗膜をはがしながら素地調整も同時に行うことが可能。研削材を使用しないため、防護費用や産廃処理費用が抑えられ、工事費用が約30%削減されます。

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